2002年11月29日 |
セノン、24時間警備の監視カメラシステム開発 |
空港、工場、防衛庁などに納入 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ソニー |
可視光と近赤外光を利用して、24時間監視することができるコンパクトで高感度、高機能な「監視カメラシステム」が開発され、従来の赤外線カメラに代替しての急速な普及が見込まれている。同カメラを開発したのは、空港警備大手のセノン(東京都新宿区、〓 03ー3348ー7111)で、すでに一部防衛庁、空港、港湾、工場などに納入しているが、同社では年内にも全国を対象に本格的な販売に踏み切りたいとしている。 警備用のカメラは、これまで赤外線カメラが主流となっているが、これだと赤外光での照射が前提。新型機には日中と夜間の切り替え機能がついており、夜間は赤外線の対応で侵入者に気づかれずに撮影することができる。また、カメラのほか、超高輝度の白色LED(発光ダイオード)投光器と赤外線投光器、高速旋回台などの装備がついている。(カメラ単体28万円、装備品をつけた場合58〜144万円) このカメラは「セノン監視カメラシステム」の商品名で発売されたが、搭載しているのは高機能カメラレンズ(オートフォーカス、オートアイリス)、光学25倍ズーム非球面レンズ、8倍までのデジタルズーム機能をもち、光学25倍とあわせ最大50倍から200倍までのズームアップができるとしている。 ソニー製1/4インチCCDを採用し、画素数38万画素を実現、水平解像度も470TV本あり高解像度、高感度な機能。さらに通信機能をもち、遠隔からカメラの設定変更やズームが可能である。月明かり0.01-0.1ルクスまで撮影できる。白黒カラーは自動切り換え。重さ630グラム。 サイズは高さ73ミリ、幅69ミリ、長さ129.4ミリ。 |