2002年12月09日 |
産業系発生源からのダイオキシン類の排出が大幅減 |
13年は前年の76.6%に縮小、削減目標を大きく下回る |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省が6日に明らかにしたところによると、平成13年における産業系発生源からのダイオキシン類の総排出量は205.8g-TEQ/年であった。前年の排出量に対する比率は76.6%である。 また、「ダイオキシン類対策特別措置法」による「我が国における事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画」の基準年である平成9年に対比すると43.8%となる。4年間で56.2%削減されたわけ。同計画による14年の目標は264g-TEQとなっているが、実際にはそれを13年で60g-TEQ下回っていることが明らかとなったもの。 9年度以降の各年の排出量は、9年が469.5g-TEQ、10年が334.5g-TEQ、11年が306.6g-TEQ、12年が268.6g-TEQ、13年が205.8g-TEQ--となっている。 13年における産業系発生源からのダイオキシン類の排出量は以下の通り。単位はg-TEQ/年。かっこ内は平成9年の実態。 ▽製鋼用電気炉 95.3(228.5) ▽鉄鋼業焼結工程 65.0(135.0) ▽亜鉛回収施設 9.2(47.4) ▽アルミニウムスクラップ溶解施設 19.6(30.7) ▽その他の施設 16.7(27.9) 合計 205.8(469.5) |