2002年12月10日
BASF発表 「塗料事業、2002 年も堅調に成長」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:BASF

 BASFジャパンは10日、本社塗料事業本部の業績について「効率性改善、コスト削減、プロセス再編に向けた広範な取り組みが成功し、今年は過去最高レベルの業績を達成すると見込まれる」と発表した。世界全体の売上高は昨年を下回り21億ユーロとなるが、これはユーロ換算にあたっての為替変動の影響が主な原因としている。

◇地域別売上構成比率:ヨーロッパが売上全体の45%と大きな割合を占める。ヨーロッパ以外では北米35%、南米が15%を占め、アジア太平洋地域は総売上の約5%となる見込み。

◇事業別売上構成比率:自動車用OEM塗料事業の割合が増加して売上の45%を占め、引き続き最も重要な事業分野となっている。工業用塗料も売上の25%と高い割合を占め、自動車補修用塗料が20%、南米における建築用塗料は10%となる。

 BASFコーティングスでは、引き続きプロセスの最適化に取り組む方針。一例として、同部門のミュンスター工場におけるロジスティクスの最適化のプロジェクトが上げられる。これは顧客への供給業務効率化を目指して導入されたもので、同拠点では、先進のディストリビューション・センターを約2,000万ユーロの費用をかけて設立、2004年半ばに操業を開始する。設備投資も、今後5年間に2億9,000万ユーロを投資する計画となっている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=463