2002年01月08日 |
塩ビ加工3団体も8日に賀詞交歓会 |
530人が参加して盛況 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:クボタ、シーアイ化成、三菱樹脂、経済産業省 |
硬質塩化ビニール板協会、塩化ビニル管・継手協会、日本ビニル工業会--の塩ビ加工3団体は、8日午後3時から都内のホテル・ニューオータニで合同新年賀詞交歓会を開いた。 会場には、3団体加盟の加工メーカーや塩ビ樹脂メーカーなど塩ビ製品関係企業の経営首脳と幹部などおよそ530人が集まり、菅澤武彦・硬質塩化ビニール板協会会長(三菱樹脂社長)、岡本多計彦・日本ビニル工業会会長(オカモト社長)ら3団体首脳や、本庄孝志・経済産業省化学課課長ら来賓を囲んで約2時間にわたって歓談、極めて盛況であった。 3団体を代表して冒頭に挨拶に立った菅澤会長は「厳しい経済環境が続くが、塩ビ加工製品の持つ優れた環境対応力を生かして前向きな気持ちで明るく、めげずに前進していこうではありませんか」とスピーチし、盛大な拍手を得た。 同会長のスピーチは要約次の通り。 昨年は、GDPが3四半期連続してマイナスを記録、また完全失業率が10月に5.4%にも達するなど産業界に取って極めて厳しい年となった。こうした経済環境全体の悪化によって塩ビ加工製品の出荷も軒並み前年を大幅に下回り、各社とも大きな打撃を受けた。もっとも、経済産業省化学課長の私的研究会における論議を踏まえて積水化学と三菱樹脂、シーアイ化成とクボタがそれぞれ塩ビ管で事業提携することになったことは明るい話といえる。また、一時のヒステリックな塩ビバッシングも沈静化の方向にある。経済環境は今年も引き続き厳しいと予想されるが、CO2削減や森林資源保護への貢献などに代表される塩ビ製品特有の優れた環境対応力を十分に生かして明るくめげずに前進していきたいと思う。また、中国への生産拠点の移行が大きな問題となっているが、塩ビ加工製品事業の場合は、かねて蓄積してきた現場の高度なノウハウが大きな強みといえる。この財産をしっかり継承していくことが大切と考える。 |