2002年12月11日 |
旭化成・菱ガス化、シンガポールのPPEパウダー、変性PPE商業運転入り |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、三菱化学、三菱ガス化学 |
旭化成、三菱ガス化学の両社は11日、シンガポール・サクラ地区に建設中だった、PPEパウダーおよび変性PPE樹脂製造設備が完成し、6日から商業運転を開始したと発表した。変性PPEはエンジニアリングプラスチックの一つで、パソコン、プリンターなどのOA、通信機器や自動車分野にこのところ需要が伸びている。 PPEパウダーは変性PPE樹脂の原料で、メタノールとフェノールから2.6キシレノール(モノマー)を経てパウダー化する。パウダー設備は年産30,000トン能力。旭化成プラスチックスシンガポールと三菱化学の現地合弁「ポリキシレノールシンガポール」(資本金3,500万ドル)が管理、製造する。製品は出資比率に応じて、旭化成側が70%、三菱ガス化学が30%引き取る。 変性PPE樹脂は年産48,000トン能力で、旭化成の100%子会社である旭化成プラスチックスシンガポール(資本金4,600万ドル)が製造、販売する。旭化成は千葉県袖ヶ浦に年産35,000トンの変性PPE樹脂設備をもつ世界第2位のメーカーで、アジア地域での需要増加に対応するため現地に生産拠点を確立した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=468 |