2002年12月12日
フラットヤーン製品の輸入が一段と増加
フレコンが特に大きな伸び、国産品を圧迫
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 日本フラットヤーン工業組合がこのほど集計したところによると、PP製ならびにHDPE製のフラットヤーン製品の輸入が一段と増加してきた。9月の総輸入数量は、付属の金具や皮革を除く正味ベースで6,332tとなっており、前年度月を9.1%上回っている。
 
 うち、クロスシートが1,107t、フレキシブルコンテナーが2,927t、土嚢が775t、その他の袋が1,523t--となっている。全体が前年を大きく上回ったのは、数量が最も多いフレコンが29.4%増となったことによる。クロスシートは6.9%減、土嚢は14.6%減、その他の袋は5.4%増となっている。
 この結果、1〜9月の合計輸入量は5万6,957tとなった。前年同期を3.3%上回っている。需要不振に悩む国産品メーカーを大きく圧迫している。