中国におけるバイオプロセステクニカルセンターの開設
2023年12月20日
旭化成株式会社
旭化成メディカル株式会社
旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤 幸四郎、以下「旭化成」)と旭化成メディカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:四ノ宮 健、以下「旭化成メディカル」)は、本年11月23日に「Asahi Kasei (China) Bioprocess Technical Center(中国語名:旭化成(中国)生物过程工艺技术中心、以下「CBTC」)を中華人民共和国江蘇省蘇州市に開設しましたので、お知らせします。
旭化成グループは、ヘルスケア領域のバイオプロセス事業を次の成長を牽引する事業(Growth Gears 10)の一つとして掲げており、旭化成メディカルでは、生物学的製剤※1の製造工程に使用されているバイオプロセス関連製品の開発、製造と販売、バイオセーフティー試験やバイオ医薬品CDMO事業※2を中心としたバイオプロセス事業を成長エンジンの一つと位置付けています。
旭化成メディカルの関係会社である旭化成生物工程(上海)有限公司(所在地:中国上海市、総経理:吉新 翔吾、以下「AKBC」)は、主に中国国内の製薬会社等に対してウイルス除去フィルター「Planova™」、マイクロフィルター「BioOptimal™」や関連装置の輸入販売を行っています。また、旭化成の関係会社である旭化成分離膜装置(杭州)有限公司(所在地:中国杭州市、総経理:丸山順一、以下「AKMH」)は、旭化成のコア技術である中空糸ろ過膜モジュール「MICROZA™」のマーケティングを中国で行っています。
このたび、中国製薬業界の顧客へさらなる価値を提供することを目的に、バイオプロセス製品とマイクローザ製品を用いた実践的なろ過実験や技術サポートを行うとともに、両事業の強みをさらに融合させて顧客ニーズに即応するためのテクニカルセンター(CBTC)を開設することになりました。
バイオプロセス事業においては、生物学的製剤の安全性と生産性向上に貢献するパイオニアであり続けるとともに、限外ろ過膜および精密ろ過膜の高度な技術をもとにさまざまなビジネスに展開し、貢献していきます。
CBTC概要について
- (1)名称
- (漢字)旭化成(中国)生物过程工艺技术中心
(英語)Asahi Kasei (China) Bioprocess Technical Center - (2)所在地
- 中華人民共和国江蘇省蘇州市工業園区星街5号新蘇工坊6号楼201室
- (3)代表者の氏名
- 吉新 翔吾
- (4)事業内容
- ・製薬企業など顧客へのバイオプロセス製品の技術サポート
・バイオプロセス製品の実践的なろ過実験 - (5)開所
- 2023年11月23日
- (6)出資比率
- AKBC:70%、AKMH30%
AKBCについて
- (1)名称
- (漢字)旭化成生物工程(上海)有限公司
(英語)Asahi Kasei Bioprocess(Shanghai)Co., Ltd. - (2)所在地
- 中国上海市淮海中路999号上海環貿広場弁公楼一期
- (3)代表者の役職・氏名
- 総経理:吉新 翔吾
- (4)事業内容
- ・ウイルス除去フィルター「Planova™」およびバイオプロセス関連製品の輸入販売、およびそれらに関する技術サポートの提供
・バイオプロセス関連装置の技術サポートの提供 - (5)設立
- 2020年8月(中国での業務開始は2021年4月より)
- (6)出資比率
- 旭化成(中国)投資有限公司100%
AKMHについて
- (1)名称
- (漢字)旭化成分離膜装置(杭州)有限公司
(英語)Asahi Kasei Microza (Hangzhou)Co., Ltd. - (2)所在地
- 中国杭州市銭塘新区23号大街435号2棟
- (3)代表者の役職・氏名
- 総経理:丸山 順一
- (4)事業内容
- ・中空糸ろ過膜「MICROZA™」のモジュール組立生産
・水処理および工業プロセス用モジュールのマーケティング - (5)設立
- 2005年9月
- (6)出資比率
- 旭化成(中国)投資有限公司100%
用語解説
- ※1 生物学的製剤
ヒトおよび動物といった生物由来成分を原料とした医薬品。 - ※2 バイオ医薬品CDMO事業
バイオ医薬品の製造プロセス開発受託やGMP製造受託を行う事業。
以上